FC2ブログ

2019-08

Latest Entries

ハルビン 哈尓浜  Haerbin

長春駅から和諧号で2時間弱、ハルビン駅に到着。
6月半ばとはいえ、さすが東北の町、空気はひんやり、少し肌寒いくらい。
駅構内を抜けて表に出るとそこは省都らしく大勢の人がごったがえ。

タクシーの運転手は、べらぼうな料金をふっかけてきます。
仕方ないので、3輪バイクタクシーと交渉してなんとか乗り込むものの
行き先の途中ではたと降ろされてしましまいました。
残りはスーツケースをころころと転がしながらホテルまで。

haerbin01.jpg




19世紀末からの帝政ロシアによる鉄道建設をきっかけに発展し、
さらに1931年の満州事変で日本の支配下に。
100年足らずの過去に歴史の大波が起きていた街ということは
残された建造物や町並みでひしひしと感じさせられます。


haerbin02.jpghaerbin03.jpg
haerbin04.jpg
haerbin06.jpg


中央大街を中心にアールヌーボ、ゴシック、バロックにイスラム様式などに
はたまた中華様式を取り入れた当時の建築を見上げながら散策。
ロシア正教会やシナゴーク(ユダヤ教の礼拝堂)も
当時のハルビンの人々の心のより所だった事が伺えます。

ただ、街を歩く人の姿も裏通りの市場の様子も今では平和そのもので
時間がどんどん後ろへと流れて、過去はすっかり過去のものとなっているんだなぁと。


haerbin09.jpghaerbin10.jpg
haerbin07.jpg
haerbin08.jpg 


歩き疲れた後は、
白系ロシア人の末裔の方のロシアンレストランで
ピロシキとボルシチで体を温めながら
当時の様子を想像してみるのでした。

haerbin05.jpg




スポンサーサイト



長春 Changchun

週末プラス1日の2泊3日で中国の東北地方へ。
まずは飛行機で吉林省長春へ。
残念ながら長春の空模様は重く暗い雲が立ち込めてました。

空港から町へ向かうタクシーの車窓からの風景で
一番印象的だったのは
田舎の田園風景や広大な田畑ではなく一台の古びたトラック。
高速の料金所で一時停止していると、となりのレーンに一台の小型トラックが止まりました。
荷台に見えたものはおびただしい数の犬たち。
荷台のケージの隙間から、ただただうつろな目で外を見つめてました。
狂犬病がまだまだ大きな問題です。


街中には満州国時代の建築物があちこちで見られます。

愛親覚羅溥儀が満州国皇帝時代に一時過ごした宮廷府。
映画ラストエンペラーで見た映像が
目の前に蘇ります。


changchun01.jpg
changchun02.jpgchangchun03.jpg

関東軍司令部だった天守閣たる姿、満州国の行政機関に司法機関、
当時の日本の猛威をこれでもかというくらいに見せ付けてきます。


changchun05.jpg

changchun04.jpg



威圧的なその歴史的建造物を背に
庶民の町並みを通り抜け長春の駅へ向かいます。

2日目は和諧号でさらに北の黒龍江省ハルピンへ。

changchun07.jpgchangchun08.jpg



changchun06.jpg


重慶 ChongQing

長江クルーズの終着地点、重慶で下船。
夕方のフライトまで半日の市内観光です。

残念ながら梅雨らしい長雨の空模様。
その上、6月間近の重慶は、夏はかまどと言われるだけあって
もわっと湿った空気が身体にまとわりつくようです。

二つの大きな川に挟まれた起伏の激しい土地の重慶。
中州と対岸を結ぶロープウェー。
湿潤と熱気に育てられた街路樹。
斜面に続く細いくねくね道を上ると街を一望できる公園があります。
晴れた日なら遠くまで見渡せたのに・・。

chongqing01.jpgchongqing02.jpg


旧市街の市場に立ち寄ると四川の土地らしく花椒や唐辛子の類が山積み。
旧暦では五月の節句、粽(ちまき)もあちらこちらで見かけました。
時々こんな風に、日本の今日に伝わる文化や習慣のルーツに出会います。

chongqing03.jpg

chongqing04.jpg

chongqing05.jpg


chongqing06.jpgchongqing07.jpg 

坂の多い重慶市、街のいたるところに天秤棒と麻縄を持った運搬人や
大きなかごを背負った人々を見かけました。
その土地土地の暮らし振りが垣間見れる街歩きは本当に楽しいです。


chongqing08.jpgchongqing09.jpg
chongqing10.jpgchongqing11.jpg


もう少し観たいところですがタイムアウト。
後ろ髪をひかれつつ空港へ向かいます。

長江 三峡 ChangJiang Three Gorges

vol.02

三日目はいよいよ三峡入り。
大河とはいえ海とは違い揺れがほとんどないので夜もぐっすり。

threegorges01.jpg




目を覚まして部屋のカーテンを開けると
目に飛び込んでくるのは静寂に包まれた荘厳な景色。

クルーズ船から観光船、更に手漕ぎの小船に乗り換えて三峡巡り。
巫峡の渓谷の間を櫂の音と水流の音が響き渡っていました。

threegorges02.jpg

threegorges03.jpg





午後は三国志のゆかりの地でもある瞿塘峡の白帝城へ。
ダムの建設によってすっかり孤島になってしまった頂上に廟があり
息を切らせながら石段を登ります。
竹製の椅子を用意した運び屋さんも待機。


threegorges05.jpgthreegorges06.jpgthreegorges04.jpg


翌日は1997年に発見されたという鍾乳洞、雪玉洞を見学。

threegorges11.jpg



旅行前に何度も観たジャ・ジャンクー監督の『長江哀歌』。
かつての自分の知る街が、跡形もなく水没したことを
呆然と受け入れるしかない印象的なシーン。
時を刻むと同時に街を刻み崩す労働者の姿。
いろんな形の「イキル」を感じることのできた映画です。

threegorges07.jpg

threegorges08.jpgthreegorges09.jpg



長江の流域に、細々としかし逞しく住み続ける人々の姿を
映画の中の登場人物に重ねてしまうのでした。



長江哀歌 (ちょうこうエレジー) [DVD]長江哀歌 (ちょうこうエレジー) [DVD]
(2008/04/25)
リー・チュウビンハン・サンミン

商品詳細を見る

長江 三峡 ChangJiang Three Gorges

vol.01

中国大陸を東西に流れる長江

夕暮れ過ぎに湖北省宜昌市から乗船、四川省の重慶まで4泊5日、
約600kmの長江上りクルージングの始まり。
土手から足場の悪い、ようやく階段といえる坂を下って
簡易の橋と、停船している2隻の船を通過してクルーズ船へ到着します。

changjieng01.jpg

初めてのクルーズ船体験、乗り心地はなかなかのもの。
香港や台湾を始めとするアジア地区、アメリカ、欧州など客層は世界各地から。
案内も数ヶ国語で行われます。残念ながら日本人は一人だけ。

クルーズ中は、毎朝朝食を終えると下船して観光。
最初の朝に訪れたのは
長年の構想の末にようやく建設された世界最大の水力発電ダム、三峡ダム
多々なる問題を含みつつもほぼ完成が近づいています。

changjieng02.jpg

ダムそのものは大きすぎて正直なんだかよく分かりません・・・。
ただただ、よくこんなもの作ったなぁと。

それよりも、山肌に残る削られた地層の跡、
ダムの下に沈んだいくつもの街や人々の暮らし。
新たに作られた陸の上の非現実的なコンクリートだらけの町並みと
そこに移らざるを得なかった人々の眼差しが気になって仕方がありません。

changjieng04.jpg

IMchangjieng07.jpg

観光から戻ると昼食を頂いて、その後は部屋でのんびり。
ほどなくすると先ほど見学した三峡ダムの五段式ロックゲートを通過。

changjieng03.jpg

水かさが上がったところでゲートが開きさらに先のゲートへ進みます。
五つ全てのゲートを通過するのに3時間ほど。

クルーズ船の各部屋にはバルコニーも設置されていて
部屋からも移り変わる長江の景色が楽しめます。

険しい山肌を見せていたかと思えば
読書中の一章を終えて顔を上げると
小さな村が見えてたり。
川の色も深い緑から雨上がりのような泥濁した茶色になったり。
運搬船やタクシー船も常時行きかいます。

現実離れしたダムから離れるにしたがって
自然が深まり、渓谷のあちらこちらから
楽しげな鳥の鳴き声が聞こえてきました。

changjieng05.jpg

«  | ホーム |  »

starfish and coffee

20october

Author:20october
ゲルマン人と大移動

ゲルマン夫とともに
2004年日本からドイツへ
2008年ドイツから中国上海へ



ただいま過去に
さかのぼって更新中
見づらくてすみません。


文章・写真の無断転用禁じます。
2009 ©20october. All right reserved.

前のブログアドレスはこちら
http://starfishan.exblog.jp

 

monthly archive

category

starfish & coffee